休日(RC2)

休日を作ろうと思っていた。

ここ最近、明確に休日として認識できた日がほとんどない。

強いてあげれば先日の千葉さんのワンマンライブぐらいで、あとは毎日なにがしかの仕事をしている。しかしライブというものは得てして身体が休まらないものである。心に栄養を与えられても、疲労は蓄積する。

 

だから今日は、久しぶりにしっかり休もうと思った。

朝のうちに軽めの仕事を済ませて、午後からは悠々と過ごすつもりだった。

 

けれど、そわそわして仕様がない。

何か動いていなければ、誰かに怒られるような感じがする。

休息とは、罪なのです。心や身体を休めることは、すなわち堕落なのです。

もしやそんな声が聞こえたのかしら。

 

朝の仕事を終えた僕は、あらかじめ夕飯を作った。

けれど昼に作ったその晩飯を、弟はすぐに食べてしまった。

だから僕は諦めて、

「たぶん夜は僕もいないから、カレーでも食べておいておくれ。」

そう言い残して、家から逃げ出す腹積もりだった。

 

けれど、それがどこかいけないことのように感ぜられて、結局日がな家で過ごしてしまった。

自分が今日何をしていたのか、よくわからない。

何をしたかったのかは、なんとなく覚えている。

僕にとって何より自宅が労働の檻なのです。

 

或いはこれを読んでいる物好きな貴方様においても、師走らしい師走をお過ごしでしょうか。