休日を作ろうと思っていた。
ここ最近、明確に休日として認識できた日がほとんどない。
強いてあげれば先日の千葉さんのワンマンライブぐらいで、あとは毎日なにがしかの仕事をしている。しかしライブというものは得てして身体が休まらないものである。心に栄養を与えられても、疲労は蓄積する。
だから今日は、久しぶりにしっかり休もうと思った。
朝のうちに軽めの仕事を済ませて、午後からは悠々と過ごすつもりだった。
けれど、そわそわして仕様がない。
何か動いていなければ、誰かに怒られるような感じがする。
休息とは、罪なのです。心や身体を休めることは、すなわち堕落なのです。
もしやそんな声が聞こえたのかしら。
朝の仕事を終えた僕は、あらかじめ夕飯を作った。
けれど昼に作ったその晩飯を、弟はすぐに食べてしまった。
だから僕は諦めて、
「たぶん夜は僕もいないから、カレーでも食べておいておくれ。」
そう言い残して、家から逃げ出す腹積もりだった。
けれど、それがどこかいけないことのように感ぜられて、結局日がな家で過ごしてしまった。
自分が今日何をしていたのか、よくわからない。
何をしたかったのかは、なんとなく覚えている。
僕にとって何より自宅が労働の檻なのです。
或いはこれを読んでいる物好きな貴方様においても、師走らしい師走をお過ごしでしょうか。