12月11日の夜に見た夢。
久しぶりに京介に会った。京介は高校の後輩で、軽音楽部でベースを弾いていた。僕のことを慕ってくれていたし、僕も彼のことがとても好きだった。彼は優しい男だったうえに諧謔にも富み、少し影はあったけれど協調性も持ち合わせていた。
けれど久しぶりに会った京介は、とても僕に冷たかった。
冷ややかな目尻を保ったまま、彼は僕の歌を批評し始めた。内容は覚えていないが、とにかくけちょんけちょんに非難された。
京介と別れたあとも、代わる代わる僕の目の前に現れる人物が、皆一様に僕を非難していった。とても悲しかった。
目覚めたとき、「またこんな夢か」と落ち込んだ。もう少し幸せな夢を見れたらいいのに。